不殺の殺人技!!

「お前にはたったの48しか殺人技とよべるものはないのか」
 この発想はなかった。

 というわけで今回のキン肉マンはキン肉族とは無関係の48の殺人技の一つ超人絞殺刑がネメシスに極まっているところからスタートしたけど首のバンプアップを使うこともなくネメシスは技から脱出してしまいました。
 そして普通の攻撃も容赦なくキン肉マンを殺すために仕掛けてくるネメシス。そんな仕掛け方は人間界の格闘技界では御法度ものだぞというスグルの返しが生々しい。
 あくまで戦いは殺し合いだと主張するネメシスは徹底的にキン肉マンの頭部を狙うという殺る気マンマンの攻撃を仕掛けてきます。ネメシスの猛攻に防戦一方のキン肉マン。そんなキン肉マンに対し「殺し合いに応じる気はないのか」と挑発するネメシス。しかしキン肉マンは挑発には乗らず、あくまでわかり合うための戦いを主張。
 ネメシスにディスられた48の殺人技は相手を殺すほどの技はほとんどない。その意味では殺人技を名乗るには失格と自嘲するスグル。しかし命を奪わない殺人技で穢れた邪念だけを殺す。それが自分の誇りだと主張するのでした。
 今のところ肉体的なダメージはスグルの方が食らいまくっているんですが、主義主張のぶつけ合いに関してはスグルも決して負けてないんで、この辺の精神ダメージは試合後半で一気にネメシスに降りかかるんでしょうな。
 キン肉マンの誇りである48の殺人技、その代名詞であるキン肉バスター。対応策があり過ぎる技だけどロビンとラーメンマンの魂を込めて撃つと宣言するキン肉マン。根拠のない自信は負けフラグだよ……。
 確かにすごいバスターだと納得するネメシス、今までのバスターで一番の出来だと褒めるウォーズとミート。今回はミートと同レベルになり下がるファイティングコンピュータ。
 しかしネメシスは「火事場のクソ力」で6→9版バスター破りでキン肉バスターを返し、足でキン肉マンの両腕をフックした上位互換技ペルフェクシオンバスターをスグルに極めるのでした。
 今回はネメシスの方が一枚上手って感じで終わりましたが、下等超人のパワーである火事場のクソ力を出したことでメンタル的に攻める隙が生まれたという感じなんでしょうか。
 そして次回こそはウォーズマンにちゃんとした見せ場を。