ネメシスの慈悲!!

ネメシスの負けフラグが立った!!
ということで今回のキン肉マンはスグルがネメシスのバトルシップシンクをロープを掴むことで辛うじて食い止めた、というところからスタート。それは奇跡などでなく火事場のクソ力が生んだ必然だと語る将軍様がかっこいい。
 この展開に観客たちも沸き上がりますが、その中にはネメシスを応援する声も。そういえば完璧超人たちって人間たちに関するスタンスはいまいちはっきりさせてないけど、人間は支配してやろうってクチなんでしょうか。「いい戦いが見られればそれでいいんだ」って言葉はかつてのスグルvsアシュラマン戦を彷彿とさせて好きなんだけど。
 キン肉ドライバーにバトルシップシンク。互いの持つ強力フェイバリットを出し切ったスグルとネメシス。二人に残された技はただ一つ、キン肉族最大の技にしてシルバーマンの遺産であるマッスルスパークのみ。シルバーマンの完璧超人始祖であった側面を継ごうとするネメシス、正義超人として生きようとした意志を受け継ごうとするスグル。攻防の果てにマッスルスパークをかけるチャンスを掴んだのはスグルの方。しかし、それは途中から逆転されるフラグ……!
 ブリッジで跳ね上げられるネメシスに対し火事場のクソ力を受け入れろと激励するピークアブー。そのエールによってネメシスは火事場のクソ力に目覚めかつてのスグルvsバッファローマン戦のバスター返し対決の如く技の決め手と受け手を交換し、スグルにマッスルスパークをかけていたのでした。
 しかしネメシスがスグルに実際にかけたのはマッスルスパークではなく、かつてのシルバーマンの最大奥義アロガントスパーク。ネメシス版のマッスルスパークは一度シルバーマンにダメ出しされているわけで普通にマッスルスパークを出しても勝ち目は低かったのかもしれませんが、アロガントスパークを出してしまった以上、これは破られる運命が決まってしまったとしか言いようがない気が。
 とはいえ、アロガントスパークが殺傷力においてマッスルスパークに劣っているかというとそんなこともないはずなんで、次回どうやってマッスルスパークとアロガントスパークの間に差があるのかを理屈づけるのか。その辺がかなり楽しみであります。