滾れ!紅茶!!

 よりによって最初の試合がティーパックマンかよ……。滾れ!紅茶!!というサブタイトルのヤケクソ感がすごい。いや今回内容も色々すごいけど。
 そんなわけで正義超人二軍vsオメガケンタウリ六本槍戦はティーパックマン対ヘイルマンの一戦からスタート。
カレクックは読み切りでカッコ良くなったし、ベンキマンは一応キン肉マンを苦しめた実績がある。カナディアンマンも不遇の実力者という面はあるし、ウルフマンは元一軍とそれなりに実績があるから善戦したりあまつさえ勝利してもそれなりに納得感はあるけど、ティーパックマンに関してはいまだ「なんでこいつが……」感が抜けていません。正直コイツを一戦目に持ってきたのはどうかと思うんですが……。
 ティーパックを振り回してヘイルマンを攻撃するティーパックマン。しかしヘイルマンはパック攻撃をことごとくかわし腕からの冷気でリングをスケートリンクにするという大技を繰り出しました。そして自分は足にスケートをつけて素早い攻撃でティーパックマンの胸にトゲトゲパンチで大ダメージを与えたのでした。
 ちなみにこのトゲトゲを使ってリングを凍らせてるんですけど、対人で使ってるときは別に凍結は発動せず単なる刃物扱いというのがなんともいえない。
 この攻撃割とゴツいけど胸に傷を負うだけで済んでるのが今のティーパックマンの耐久力の高さを示しているのでしょう。ウォーズマンと戦った頃ならたぶんこの攻撃で死んでる。
 そして動きの鈍ったティーパックマンに対し頭のティーカップをもぎ取り美味しいアイスティーをいただこうとするヘイルマン。何気にタザハマアナがゴクリとかやってるのがひどいというかギャグ漫画時代とはいえ死体使ったギャグというのは相当アレだったと思いますね。徳弘正也とかも死体使ったギャグはたまにやってたけど。
 しかしティーパックマンは一度ウォーズマンに首をもがれていたので首をもがれないよう数年間徹底的に首を鍛え直していたのでした!
 ……なんというか間違ったことは言ってないのに色々間違っている感がスゴイですね。特訓風景にいるモブの人たちが頭にティーカップ乗せてたり、ブリッジしてるティーパックマンの頭の紅茶がどう見てもこぼれてるだろ、などとツッコミ所満載なのもポイント高い。
 そしてアトランティスやネメシスのごとくパンプアップした首でヘイルマンのもぎ取り攻撃をかわしたティーパックマン。頭の紅茶が沸騰していたのは怒りのためか、それとも火事場のクソ力の影響なんでしょうか。いずれにせよ紅茶の香りが飛んじゃいそうだけど。
 ここで必殺のティーパックウィップが決まるかと思いきやなんとヘイルマンに蹴りを入れて今回は終了。
紅茶はHOTに限るぜ!って煽りがカッチョイイけど来週になったらティーパックマンの生首を掲げるヘイルマンをバックに「やはり紅茶はICEの時代!」みたいな煽りが入りそうな予感でいっぱいです。
 しかし今回の戦い、敵の皆さんは勝つにせよ負けるにせよ対戦相手に見せ場を作った時点で格落ち感が発生してしまいそうでちょっと気の毒なとこありますよね……。