破滅の六本槍!!

 さらばウルフマン……。
 いや、死ぬと決まったわけじゃないですが、本編でろくに活躍しなかったウルフマンが新たな強敵相手に大活躍されても困る。ジャック・チー戦でのペンタゴンの無茶な強さも大概だったけど、ウルフマンはどの程度の活躍をするんでしょうか。バキの本部みたいな異常な強さになられても困るので、男塾で男爵ディーノが酔傑戦でなぜかマジシャンキャラになってパワーアップした、程度の活躍であればいいんですが。

 それはさておき今回のキン肉マンでは前回出たオメガマンがサタンによる復活超人ではなくかつて登場したジ・オメガマン(オメガマン・ディクシア)の双子の兄オメガマン・アリステラであったことが判明。自分は素で復活オメガマンだと思ってたんでけっこう驚きましたが、確かに原作で雑魚のような負け方をしたオメガマンが復活しても仕方ないのかも。右手と左手で違うから別人、という線は考えもしなかった、というかパワーアップしたんで左手になった、くらいに思ってたけど、さすがに雑すぎる考えだった。
 そしてフードを被っていた残りの五人も一気にフードを取り正体を明かすことになり、今回の敵集団が「オメガ・ケンタウリの六鎗客」であることが判明。けものっぽい奴、ローラーっぽい奴、海賊っぽい奴、氷っぽい奴、てんとう虫っぽい奴、そしてオメガマンアリステラで六人の正体が判明したんですが、けっこうデザインがゴテゴテしててどこか二世っぽい感じがちょっと……、みたいなとこはある。個人的にはテントウムシ超人にどんなギミックが仕込まれてるかが気になります。アイディア系超人として活躍してほしい。
 前シリーズでは敵超人の顔見世興行での犠牲者はジェロニモが担当するのがお約束でしたが、今回はサクラダファミリアを監視する若手超人がその役を担当。全員があっさりと六鎗客によって虐殺されてしまいました。かつての無量大数軍が命まではとらない紳士だったのに比べると邪悪な集団という感じが出ていますね。しかし若手超人が皆殺しにされてるのに「ダメじゃ全然歯が立たん」としか言わない委員長、昔の人非人ぶりがよみがえってきてるような。

 そんな危機に対して動いたのがウルフマンだったわけですが、誰と戦いどの程度活躍するのか。けものっぽい奴相手ならあんまりキャラ立ってなさそうだからギリギリ勝てるか……、みたいな感じもするけどアリステラ相手でかませにされるのが王道、という気もしなくない。いずれにせよウルフマンの活躍、または敗北時に見せる男気に期待!