零の力!!

 零の悲劇って超人パワーを吸い取って人間まで弱体化する技だったのか。どっちかというと「人間化パワー」を武道が送り込んで人間にする技かと思ってた。
 そんなわけで今回は地獄の九所封じ合戦の結果、武道が将軍に「握手」改め零の悲劇を仕掛けたところからスタート。技をかけたもののさすがに将軍を人間化するまで零の悲劇をかけ続けるのは難しいと判断した武道は別の技にスイッチ。その技がかつて悪魔将軍が地獄の九所封じのラストワンに見せかけたフェイク技「超人圧搾機」だったというのが渋くていいですね。
 そんな技だけにとどめまで極まるわけはないんだけど、零の悲劇でパワーを吸い取りながら技を仕掛けるというのが地味にえげつない。今までの武道は術を使わず圧倒的なパワーだけで攻めてくる印象があったけどここにきて攻撃のバラエティが増えたことで強敵感がさらに増した気が。
 もっとも将軍への余裕のない師匠面マウントをかます発言のせいで同時に小物感も出てきてはしまってるんですが。
 それに対し新たな時代を築こうとする将軍は「師を超えることが新世代の最大の課題」とかましてさらに株がアップ。その勢いで超人圧搾機から脱出し背負い投げで武道を放り投げ、そこから最大の必殺技地獄の断頭台を仕掛けます。
 しかし零の悲劇でパワーを吸い取られていたため残念ながら不発。地面に達する前に仕掛けを潰され、さらには武道によってギロチンチョップ技「冥府頭壊手」を極められてしまうのでした。ただこの技体重ちゃんと乗ってなさそうだし、どうせなら地獄の断頭台を仕掛ければ良かったのに……と思っているとやはりこの技は不発。そしてその理由は将軍の硬度調節機能が復活していたからでした。
 アビスマンに破壊されていたはずの硬度調節機能が復活しダイヤモンドボディが使えるようになった将軍様。ついでに腕に剣を生やして武道さんを殺る気マンマン、というところで今回は終わりましたが、この手の凶器攻撃はあっさり得物を破壊されて逆にピンチに、という予感しかしません。武道もダイヤモンドボディ使えるってオチは普通に来るような気がするし。