始祖(オリジン)たちの亀裂!!

 完璧超人始祖全員を女体化させて生徒会小説を書きたい(挨拶)。
 そんなわけで今回はマグネットパワーのはじまりについて語られる回想編。前にネプチューンキングがディスられてたからマグネットパワーって大した技じゃなかった、くらいの扱いになったのかなと思ってたら、けっこう凄いパワーだったみたいです。試合のほうは全然進んでないけど、始祖十人(一部除く)のキャラが立ってて面白かった。
 かつてヘルミッショネルズが使っていたマグネットパワーは実はサイコマンが発見した力で、地球そのものが持つ超人パワーのようなもの、というスゴイ設定が出てきました。あとで実は地球そのものも超人だったんだよ、とか言われてもたぶん納得する。
 マグネットパワーを精製抽出し水からの超人パワーに融合させることで磁力を発生し金属製のシングマンを触れることなく吹っ飛ばすサイコマン。当然のようにシングマンの同志ガンマンがキレてサイコマンにつっかかりますが、今のは私が悪い、と不問にするシングマンさん。ここでもかつてみせたいい人ぶりが発揮されています。しかし始祖だけあって技を直接喰らったことで「マグネットパワーには超人パワーをブーストさせる効果がある」と見抜いたのは流石。
 しかし、そんなマグネットパワーに対し武闘派で修行バカのアビスマンは「そんな手品みたいなやり方でパワーをあげて何が楽しい?ほとんどドーピングじゃねえか」と全面否定の立場を取り、議論大好きっ子ペインマンもパワーの研究はアリだけどこんな邪道パワーを戦いに組み込むのはナシでしょ、とけんもほろろ
 そしてガンマンさんも全力で「おまえの言うことだし反対」と言う前に「はい、そこうるさい」とサイコマンにうっちゃりを食らわされてしまいました。この二人は本当にいいコンビだ。ガンマンさんはサイコマンのことを大嫌いだと公言しつつも毎回毎回全力でサイコマンの相手をしてやるところがステキですよね。サイコマンの方もガンマンのことを小馬鹿にはしてるけど内心そんな嫌いでもなかったんじゃないか、って気がしなくもない。武闘派と腹黒で対照的にみえるけど、この二人って基本似た者同士だし。だけどサイコマン、上から目線で無視してくるジャスティスマンはこの頃から本気で嫌いだったと思う。
 今のところ全員からマグネットパワーはあかんと言われてしまったサイコマン、マブダチのシルバーマンに意見を求めます。「キミの発見はスゴイ。まさに世紀の大発見さ、とサイコマンを持ち上げるシルバーマン。でもこの人鬼畜だからこの後全力で梯子を破壊するよ!
 スゴイ発見だけど、このパワーの研究は「神の領域」だとわざわざいらんことを言ってしまうシルバーマンさん。ザ・マンの前で神という単語は禁句だ。マグネットパワーは邪道だし、こんな力に頼ったら完璧超人はしっぺ返しをくらい没落するだろうと完全にシルバーマンからダメ出しをされ、他の始祖たちに賛成意見を求めるサイコマンでしたが、始祖の中に賛同者はなし。本気で今回影の薄いカラスマン、ミラージュマンも特に何も言いません。ゴールドマンも今回は置物状態。
 だが、そんな中「私はいいと思う」とバカそうな台詞とともに挙手したのは超人始祖零式ザ・マン。何かにつけ寛大な人だけに「とりあえず研究してみろ」的に賛成したのかと思いきや、賛同の理由は「我々は完璧なのだから危険な力であっても制御できるし、間違いなど起こさない」というちょっと常軌を逸したものでした。この頃からザ・マンは色々こじらせてたんだなあ、と思わざるを得ない。もっともこの人カピラリア七光線から始祖を救ったのも神としての失敗を認めたくないから、って理由だったし、神だった時代から「俺は他の神とはちがう」とか思ってたクチなんでしょうな。
 そんなわけでかなりスゴイパワーだったことが改めてわかったマグネットパワー。武道さんもこれ使ったりするのか気になりますが次回もまだ回想やりそうな気がしなくもない。