始祖(オリジン)vs始祖!!

 シルバーマンvsサイコマン戦闘開始の巻。
 守りの神と言われたシルバーマン。一体どんなディフェンスを見せてくれるのか→盾で受けてました。
 超人レスリングにおいては凶器攻撃はパイプ椅子とかでも反則、でもコスチュームに付いてるモンならツノだろうが剣だろうがトゲだろうが何でもオーケーという理不尽なルールがあるのでですが、その中でもこの盾は一番アカン奴みたいに見えてしまうのは私の気のせいでしょうか。これ使うくらいなら肉のカーテン使ってくれよって話だし、あげくにこの盾攻撃にも使ってますからね。
 盾を使ってサイコマンの攻撃を巧みに捌くシルバーマン。しかしその防御の隙をついてシルバーマンの腕を掴むサイコマン。しかしそれはシルバーマンの罠だった。バトルシップシンクの変形みたいな投げ技でサイコマンをマットに叩きつけるシルバーマン。
 ニャッと萌えキャラっぽい叫び声と共に体勢を立て直したサイコマンですが、組み合おうと迫ってくるシルバーマンを回避。シルバーマンは実は正面から組み合うのが得意な正統派ファイターなのでした。
 シルバーマンとの組み合いを避けるためサイコマンは飛び道具スピアドレスでの攻撃に切り替えます。実は四試合もやってるサイコマンですがこの技は様子見に良し、体力削りに良し、回復への時間稼ぎにも使えるとすごい万能感がある。
 スピアドレスの猛攻を前にじわじわと攻撃を喰らうシルバーマン。そんなシルバーマンを見てサイコマンのヤンデレ本能に火が点きはじめてしまいました。「隙だらけで動きにキレがない」と挑発するのはまだしも、昔のあなたはこんなんじゃなかった。私の知ってるシルバーマンはどこに行ってしまったのですかー!?と痴話ゲンカを思わせる台詞にシフトしていきます。
 言葉攻めも攻撃もキレまくりのサイコマンに対しシルバーマンは甘んじて攻撃を受けるだけ。
「あなたは誰よりも優秀であなたは華麗であなたは聡明であなたは美しく強かった」とホモを隠す気もないサイコマン。
「それを過去形で語りたくないんです。今がそうでないなら見なかったことにしてあげます。その代り今すぐ私の前から消え去ってください!」
 美しい思い出を守るためなら現実のシルバーマンを殺す。タチの悪いクレイジーサイコホモ全開ですね。
 超人の試合序盤戦っていうのは基本様子見でアクション自体は面白いんだけど、台詞のやり取りなんかはあんまり面白くなかったりするんですが、マイクパフォーマンスの達人サイコマンさんはこんな最序盤から我々をまったく退屈させないのが凄い。
 シルバーマンがガンガン攻撃を喰らいまくってる理由は不明ですが、サイコマンへの詫びのためあえて受けた、とかサイコマンの成長を知るためあえて受けた的なアンサーに落ち着くと思いますけど、本当にブランクで動きが鈍ってただけだったらどうしよう。