しげる

 水木センセイゴートゥーヘブンしてしまったのん。
 この人は100歳過ぎてもピンピンしてると思ったから訃報を知った時は本当に驚いた。
 水木センセイの作品はアニメの鬼太郎から入って、水木センセイの著作はビッグコミックでやってた「遠野物語」くらいしか持ってない程度の不熱心な読者ではあったんだけど、水木センセイが綴ってきた妖怪たちと出会わなかったら自分の人生の中の潤いとかそういうものはけっこう減ってたんじゃないかなというのは凄く思う。たぶん妖怪との出会いがなかったら「てのひら怪談」に参加することはなかったと思うし。
 水木センセイが亡くなったことには驚いたけれど、訃報に接した方々のコメントがみな「違う世界に旅立っただけ」とか「妖怪に転生したか」みたいな感じなのが救いというかこういう「見えない世界とのつながり」という価値観を作品を通して我々に伝えてくれたのが水木センセイの一番偉大なところだったのではないかと思います。