番狂わせ!!

 タイトルが地味に失礼だよね→今回のキン肉マン
 そんなわけでタイトル通り超強敵サイコマン相手にフルボッコにされるだろうと思われていたブロッケンJr今回は大活躍でした。序盤有利なのは負けフラグとか言わない。
 ブロッケンにパイルドライバーを食らわせた後「閻魔サンを一人にしない」と宣言するサイコマン。発言がなんかホモ臭いけど、「あくまで超人閻魔のために動いてる」という強調してるところがポイントでしょうか。この宣言をしたことで閻魔、ジャスティスマンは共に動きを止めたのでジャスティスマンへの制裁が始まるのはこの試合の終了後ということになるんでしょうか。制裁とかなしでジャスティスマンはレフリーとして動きそうな気もするけど。
 ラーメンマン張りの蹴りで攻撃するブロッケンJrに対しサイコマンは「誰かさんの猿マネ」と挑発、さらに「未熟すぎ」と舐めてかかったところ、ブロッケンの握力で攻撃を止められてしまいました。ブロッケンJrは実はクロー攻撃の達人で握力強いんだよ!という忘れられがちな設定がここで復活。握力自慢のサイコマンとの戦いでこの設定がポンと出てくるとは。「ロビンやテリーに比べて実力が足りないのはわかっている」でも「闘ったら負けると思ったことは一度もねえ」という台詞も青臭くてカッコいい。
 間髪入れずハンブルグの黒い霧、ベルリンの赤い豪雨でサイコマンを攻撃するブロッケンJr、兇悪な顔に変化し反撃を開始するサイコマンでしたが、ブロッケンはサイコマンの顔面を掴み、新技ゾーリンゲンの鈍色刃で鉄柱にサイコの頭を叩きつけるのでした、というところで今回は終了。
 そして巻末の煽り文は「次回、サイコマンまさかの大ピンチ……!?」とやはりブロッケンに対して失礼なものでした。
 まあ、みんなこのブロッケンの絶好調が続くとは思ってないだろうけど、なんとかブロッケンに勝ってほしいと思わせる熱い展開でした。
 サイコマンは色々と謎を抱えたままだし、シルバーマンが登場せずにその謎が明かされるとはちょっと思えないんで、この試合は正直途中で終わって混乱状態になり次のステージへって流れになると思うんですが、ブロッケンには出来る限りいいところを見せてほしい。