”正義”が認めた”正義”!!

 今回のみどころはサイコマンの顔芸。
 そんなわけでテリーマンvsジャスティスマンの戦いはジャスティスマンの完全勝利なんだけど、テリーがジャッジメントペナルティに耐えきったらジャスティスマンがテリーマンの勝ちだ!と言ってしまいまさかのテリーマン勝利で決着という驚きの、というよりできればやってほしくない展開になってしまいました。
 テリーマンは破壊された左腕で義足の左足を自ら壊す、という方法でジャッジメントペナルティの威力を軽減して技に耐えきってるわけで、その辺はジャスティスマンの心を動かしたんだろうけど、試合内容的にはジャスティスマンになんらダメージを与えられなかったテリーマンが完全に負けているんだよね。この試合テリーを殺すまできっちりやるとジャスティスは宣言してるわけで最強技でとどめを刺せなかったからオレの負けだと言い出すのはあまりに甘すぎな気が。二重処罰の禁止というのはジャスティスマンらしいキャラ立てだとは思うけど正直納得いかんとしか……。
 こういう「ある意味意外な決着」というのはインパクトはあるんだけど、これをやってはいかんだろうという気持ちは拭えない。なんというかグラプラー刃牙烈海王vs愚地克己戦がワンパン一発で決着がついたのを見た時の気持ちを思い出したというか……。意外性はあるかも知れないけれど誰もが思いついてかつ安易な決着というのはやらんほうがいいと思うんだけどな。
 今回の決着に関しては正義完璧ともに次回ものいいが入るだろうから、それを見るまでは否定的な意見は控えた方がいいかとも思うけど、こういう安易で盛り上がらない決着は今回限りにしてほしいというのが正直な気持ちではある。始祖は超強敵でまともな方法では勝てない相手ということを考えると戦いぶりを認めて勝ちを譲るという展開もアリではあるんだろうけど、やっぱり超人のバトルに関しては相手を実力できっちり打ち負かすという決着が見たかった。