正義の魂に触れた者！

　今回はかつて完璧超人を目指したというラーメンマンの衝撃の過去が明らかに！！
　と思ったら完璧超人になろうと聖なる完璧の山を目指そうと思っただけという脱力もののオチがつきましたとさ。ミラージュマンと戦ってはいないし、そもそも聖なる完璧の山に出かけたりもしなかったぜ！
　かつて残虐超人だったラーメンマンは世の中に飽き飽きしており超人オリンピックで優勝したら聖なる完璧の山に行こうと思っていたとのこと。しかしキン肉マンにあっさり負けたことから聖なる完璧の山に行くのをやめキン肉マンに負けた理由を探るため研究を開始したのでした。生涯最大の難敵ブロッケンマンについてはスルーされました。
　そしてラーメンマンは自分の敗北の理由はキン肉マンの火事場のクソ力にあったと結論づけたのでした。この結論自体には何の面白みもないけれど、ラーメンマンは火事場のクソ力の正体は「キン肉マンが生来持つ優しさそのもの、本能的なレベルで人の痛みがわかり人のために尽くす。それが具体的な目に見える力となって現れたもの」と結論づけました。火事場のクソ力の発動自体は何度も何度も起こってきたことですが、そのエネルギーの源について言及されたのってこれがはじめてかも。少なくとも旧キン肉マンでは火事場のクソ力ってキン肉マンだけがチート的に持ってる謎パワーって扱いだったと思うし。それが新キン肉マンにおいて「火事場のクソ力と友情パワーは同じもの」ということが語られ、ロビンマスク、バッファローマン、ウォーズマン、スニゲーター、ザ・ニンジャ、アシュラマンが火事場のクソ力的なパワーを発揮したのは仲間のことを思って一念発起したときという描写を積み重ねてきた上で今回の見解が出てきたというのはきっちり火事場のクソ力について考えたんだなー、と感慨深いものがあります。ゴールドマンがジャスティスマンに語った感情がもたらす力、というとこにもちゃんと通じてるし。これからの戦いで正義超人が勝利できるかどうかは火事場のクソ力が発動するかどうかにかかってきそうです。
　キン肉マンの正義の心に触れて敗北したと語るラーメンマンに対し、完璧超人になれなくて可哀想と嘲笑するネメシス。しかしラーメンマンは自分はキン肉族伝統の正義の魂に負けた、キン肉族の底力について理解してないネメシスに勝ち目はないとさらりとディスるのでした。この前哨戦に関してはラーメンマンが完全に勝ってますよね。
　ネメシス、ラーメンマンの過去語り対決はようやく終わり、肉体を駆使した戦いがはじまりました。ネメシスの猛攻をあしらいついに技をかけるチャンスに恵まれたラーメンマン。正義の心の素晴らしさを語ったラーメンマンはどんな正義の技を繰り出すのか？
　……残酷技代表キャメルクラッチ。それじゃ駄目じゃん！