削除された「うすのろ」

復刻版キン肉マンは置き場所ないし集めるのどうしようか迷ったけど集めることにした。
今から買っていかないと後で後悔しそうだし。惰性で集めてる漫画を処分して肉スペースを確保していかないといかん。
買うなら一巻から買おうかなとか思ってたら、行った本屋では一〜六巻は売り切れてたので少し考えてウォーズマンが活躍する八巻と九巻をとりあえず買ってきた。両方とも特典の旧単行本型マグネットはついてました。あと「超人分布ワールドマップ」もついてきたのでなんか得した気分に。
 八巻、九巻と一気に読みましたが、第二回超人オリンピックって準決勝までのトーナメント戦を単行本一冊で一気にやっちゃってたんだなー、と改めて昔の漫画のテンポの速さを思い返した。まあこの頃の肉の試合はギャグでさらっと流しちゃう戦いも多かったけど。
 八巻ではティーカップマン、ペンタゴンラーメンマンを次々と血の海に沈めていく超強いウォーズマンが拝めて良かった。前座のティーカップマンはともかく完璧超人ジャック・チーを圧倒したペンタゴンとの戦いは読み返してみると、かなりの接戦でけっこうウォーズマンもダメージを受けているけれど、ペンタゴンの一瞬の隙を突き、羽根をむしり冷静さを欠いたペンタゴンにクロノスチェンジを使う間も与えず、ベアークローでとどめを刺しているのだ。試合前に握手を拒み心理的に優位に立っているのも見事だ。ウォーズマンはまぐれではなく実力でペンタゴンに勝っていた。改めてそう確信した。
 その後のラーメンマン戦はウォーズマンの圧勝ではあるんだけど、ラーメンマンがあまりにも何もできてないのがなんか不気味だった。この試合のおかげでラーメンマンはキャラ立ちまくるし。
 9巻はキン肉マンウォーズマンの名試合を描いた巻ではあるんですが、今読み返すと「ウォーズマンは30分しか戦えない」という設定があまりにもご都合主義的に出てきて笑った。ラーメンマンの助言も火事場のクソ力もパロスペシャルを攻略できてなくてウォーズマンが自爆して棚ボタでスグルが勝つってかなりひどい展開だったと思う。新技キン肉バスターのインパクトにごまかされてしまうけど、「試合内容ではスグルの完敗」だよね。
10巻以降も購入してウォーズマンの活躍について書いていきたいところだけど、旧肉ではウォーズの輝きはここがピーク……というのは言わない約束だよ、おとっつあん!