明かされる存在理由

 今週のキン肉マンは丸々過去語り、というか神話時代のお話でした。なので延々神話時代に何が起こったのかを読まされるだけだったけどスゲー面白かった。
 懐かしネタではプリズマンのカピラリア七光線が拾われてたし、武道の中の人らしき神様も登場したことで盛り上がりもあったし、選ばれた古代超人の生き残りが完璧超人なら今の正義とか悪魔超人は一体何者なのかという謎が生まれたことで凄いヒキになっていた。
 カピラリア七光線を食らっても生き延びた超人がいたのか、それとも現在の超人は人間が進化した存在なのか。ジェロニモ、ブロッケン、ロビンなんかの設定を考えると超人は人間が進化した存在っぽい気もするし、武道の超人を人間に変える能力も超人と人間に密接に関わりがある証拠に思える。今回の神話では人間の存在が完全にオミットされてるし。
 それともどっかの神が新たに超人を作ったりしたのか。キン肉マンに出てくる神様って邪悪五大神を除くとめったに本編に出張ってこないけど、ゴールドマン、シルバーマン、ジャスティスあたりはそのうち唐突に出番あったりするんじゃないだろうか。
 ロビンとネメシスの試合自体はほとんど進んでいないけど、ラストはネメシスがロビンに今回はじめて出す必殺技ネメシスドライバーを決めたところで終了。なんか両腕が極められてないんで簡単に返せそうな技ですね。
 今回読み終えていわゆる下等超人の祖先は何者だったのか、ということも気になったのですけれど、ボクとしてはネメシスさんたちの上で爪バトルを繰り広げているウォーズさんと熊さんのことが気になって仕方ありません。こんな超人界の神話がどうこうって壮大な話を繰り広げた後で、ウォーズと熊の試合がトリになるってちょっとありえないだろう。第三陣が乗り込んできて試合中断って展開だけはやめろよ!