今年最後の更新

 原作担当なんて口述筆記でもなんでもすればいいんじゃ、と大昔にキン肉マンが休載したときに思っていた。あの頃のジャンプは原作ゆでだけでなく桂正和まつもと泉も一時長期リタイアしてたし、週刊連載というのは本当に苛酷なものなのは間違いないのだろう。
 今では週刊連載で突然休載する漫画なんてよくあるけど、「作者の都合で休載です」というフレーズだけは身も蓋もなさすぎるのでやめてほしい。原稿が間に合いませんでした、よりはマシなのかも知れないが。
 というわけで頭脳労働の方のゆでセンセイはゆっくりと火傷を直してください。
 今年のキン肉マンはひとまず終わりですが、二世タッグ編があれだけつまらなかったのに、ここまで面白いキン肉マンが読めて、その面白さがいまだに続いているというのはある種の奇跡だろう。41巻の作者メッセージで良い担当がついたらしいことは示唆されてるけど、それだけでは説明しきれないよなあ。
 引き伸ばしが全然なくてジャンプ時代並にペースが速い、というのも凄いけど、やはり旧作で捨てキャラ扱いだった七人の悪魔超人たちにスポットライトを当てたのが盛り上がりの最大の原因だと思う。
 しかもただ出てきただけじゃなく試合自体がちゃんと面白かったから盛り上がりが半端ではなかった。ステカセキングがターボマンにマッスルインフェルノを決めた時の衝撃はいまだに忘れられない。
 そんなわけで来年も面白いキン肉マンが読めることを祈りつつ今年の更新は終了します。