昭和刑事(デカ)

 実際には『性悪刑事』って言ってたらしいけどアクセルの昭和の特撮ヒーローへのオマージュとか照井竜さんの平成ライダーよりも超星神シリーズに出てたほうが似合いそうな昭和っぽさを鑑みるに昭和刑事でいいような気がします。
 というわけで今週の仮面ライダーダブルはアクセル登場回完結編です。ドーパントを憎み、人間である真紀子にも遅いかかるアクセル。そんなアクセルに反発する「仮面ライダーの流儀」を説く翔太郎。ダブルでは「仮面ライダー」という単語を大事に扱っているのがいいですよねー。他キャラに押されて目立たないけど亜樹子が照井の殺人を止めようとするところも所長らしさが出てて地味に良かった。照井にも対して「くん」付けで接するところもちょっとグッとくる。
 結局のところ氷の能力を使うドーパントの正体は真紀子でなくDQN息子清だったので結果的に竜は翔太郎のおかげで無実の人間を殺すことを回避できたのでした。ちなみにこのDQN息子を演じたのは響鬼のツトム役の役者さんだったそうですが、ツトムって一体何しに出てきたんだ?って印象しかないし顔も忘れていた。
 復讐に凝り固まっていた竜も無益な殺人をせずに済んだことで翔太郎の流儀を尊重することに。デレるの早過ぎるよ!って思ったけど、根は悪い奴じゃないみたいだし、過去の平成ライダーみたいにキチガイ状態が続くよりはこっちの方がいいか。ある程度仲良くならないとバイクに変身したアクセルさんにダブルが騎乗するって演出も使えないしね。
 連続冷凍事件の犯人は照井の捜していた「Wのメモリ」を持つドーパントとは別人で「アイスエイジ」のメモリの所有者。Wのメモリの所有者はミュージアムと既に接触があり琉兵衛パパからも一目置かれる存在、とファイズの北崎みたいな後半の強敵キャラになりそうな感じです。ちなみにメモリの種類は「weather」なので街中にカエルを降らしたりカタツムリまみれにしたりしてくれそうです。

 あとシンケンジャーは来週最終回。謎、因縁といった伏線はすべて回収、あとは最終決戦だけだ!というのが小林靖子らしくて素晴らしい。ドウコクとウスカワ太夫の関係の始末の付け方もよかったし姫と殿の扱いの整理の仕方も笑った。丈瑠さん律儀に「母上」とか言ってるし。