自慢のムスコ

 新番組仮面ライダーWがはじまりましたね、っていうかもう既に2話目が放送されてますが、ちょっと更新する暇がなかった。第1話の感想を簡単に述べるとベルトやかましい!以上という感じで。いや体まっぷたつキックが意外と地味だったとかルナジョーカーキモイとか色々あったけど、二週間も前の話なんでもううろ覚えだ。面白かったけど第一話にしては戦闘が地味かなとかと思ったところで敵の怪人が別の怪人に襲われ、ライドロンみたいなゴツいマシンが出動というところで第一話は終了。
 第一話ラストで襲われた怪人は結局拉致られて変死体で発見され、主人公の翔太郎は幼なじみ女の恋人を救えなかったことに心を痛めますが、実は依頼人の幼なじみの女も怪人でコイツこそが犯人であり恋人を探したのは事件の共犯の口封じをするためだったというハードボイルドな展開でした。スゲー面白いな。
 幼なじみを説得し自首させようとする翔太郎に対し怪人は始末するしかない、キミの考えはハードボイルドには程遠いと容赦なく忠告する相方のフィリップ。彼の物言いにキレた翔太郎はフィリップを殴り、お前の力は借りんとガイアメモリを置いて単身幼なじみの女の元へ向かうのでした。こういうダブル主人公のキャラを対比しつつ立てる演出はないといかんですよね。
 翔太郎の説得に対し泣き落としを試みた幼なじみの女でしたが、既に警察に包囲されていることに気づくと嘲笑と共にガイアメモリにキス、鎖骨の上にメモリ挿入というエロい演出で怪人に変身しますけど、人間態が美人さんだったのに怪人態のほうはティラノザウルスの頭に手足をつけただけという酷おもしろいデザインなのには笑う。
 ブサイクなティラノ怪人に襲われ大ピンチの翔太郎の前に現れたのはもちろんフィリップたん。「あれから考えたけどなぜ殴られたのかどうしてもわからないんだ」そんなピュアすぎるフィリップたんと翔太郎は和解しWに変身してティラノ怪人に挑みます。
 ブサイクだったティラノ怪人は建物とか破壊するうちに瓦礫だの鉄骨だのを体にくくりつけ段々と巨大化、恐竜そのものへの変化していきます。そして予算があるうちにしかおめにかかれないであろう一大CGバトルの開始です!公道をビルの上を縦横無尽に動き回る恐竜、そして対抗するようにWはバイクの後ろ半分を別パーツに交換し空を飛び回り新フォームヒートメタルで恐竜を撃破、見ごたえのあるバトルでしたがちょっとCGに頼りすぎって気もしなくはない。あと死の危険にさらされながらもノリツッコミを忘れないヒロインさんもイカす。
 ひたすらハイテンションで進んだ第2話の時間もあとわずか。事件の顛末を回想し、フィリップと翔太郎を探偵と認めたヒロイン亜樹子が新たな探偵事務所のはじまりを告げて第二話終了……、と思いきや舞台は悪の黒幕っぽい園咲家へ。怪人親子が揃う中、現れた全裸の男、なぜかベルトだけを着用しているという変態紳士スタイルです。今年もお母様がたへのサービスは万全であります!という声が聞こえてきそうな演出ですが、この全裸マンは悪の幹部として活躍していくのでしょうか。脚本が三条陸なだけに魅力的な悪の幹部キャラには期待したいところであります。しかし深い意味はないけど仰々しく全裸になるという演出を見ると妙に楽しい気分になりますよね。マーダーライセンス牙の全裸会議とか。

あと今月のまんがタイムラブリーを購入したら山本ルンルン「いとしのフェルナンド」が載ってなくてショックを受けた。書店で購入したから中身確かめなかったのだよ。小学生新聞で新連載をはじめた都合で落としてしまったんだろうか。