わが心のフラッシュマン

 電車に乗っている時についてるテレビで栗本薫さんの逝去を知り驚く。私は遥か昔に読むのをやめちゃったけど、グインサーガ完結しないで終わっちゃったのか……、と思った方も多いのでは。ネット上では『栗本薫』の名が大きく取りあげられていますが、新聞では『中島梓』の方が大きく取りあげられておりました。そういえば私もこの人の存在を最初に知ったのは作品でなくクイズ番組『ヒントでピント』の回答者としてだった気がする。
 栗本薫の小説は活字の本を読み始めた頃に色々読んだ記憶があって伊集院大介シリーズはミステリを読みはじめるきっかけになったし、クトゥルー神話に興味を持ち始めた頃に魔界水滸伝を読んで続巻が出るのを楽しみにしてたけどいつの間にか俺はなぜホモ小説を読んでいるのだろうと首をかしげたことも今ではいい思い出です。
 あとタイトルにあげた中島梓『わが心のフラッシュマン』は図書館で借りて読んでとにかくすごい本を読んでしまった!と思った記憶があるのですが、どんな風にすごかったのかはあんまり覚えてません、というかたぶん思い出さないほうがいいんだと思う。