うっちー

 ファイズ編終了。新ライダーディエンド登場でファイズ編自体のエピソードは薄くなっちゃうかと不安だったけど、タクミと由里の間に偏見を超えた絆が生まれるところはすごく良かった。原作の草加のポジションを海東が担当してるのもポイント高い。ファイズ原作のテーマを消化しつつ『人の心を理解できない』ディエンドのキャラクターもきっちり見せた回ではあったけど、なんで学園にオルフェノクがいたの?とかあの学園にベルトがあったのはどういうわけなの?といった設定部分の説明をほぼ一切スルーしてるのはなんだかなあ、という感じ。龍騎編やこのファイズ編は設定の奇抜さが目を引いたもののそれが思いつきレベルで留まっているような鬼がしなくもない。まあディケイドは勢いがすべてだからその辺気にしたら負けなのかもしれないけど。
 戦闘シーンでは強敵のはずのリュウガが登場するもののキバを召還し、ファイナルフォームライドまで使うディエンドの無茶な強さが目立ってました。ディケイドの強さも無茶ではありますが。一方、今回のファイズのファイナルフォームライドはあんまり驚きはなかった。どうせならファイズからオートバジンに変形すれば良かったのに。あとファイズブラスターって原作ではほとんど使ってないよね。
 来週からはアギト編で原作でうやむやになった「クウガの続編」というネタが使われてるそうなので、その辺は楽しみであります。
 
 あと、話は変わりますがてのひら怪談2.百怪繚乱編のセレクト版文庫『己丑』(読み方わかりません)が本格始動を開始したようです。これはこれで楽しみではありますが、まだてのひら2以降の本を読んでいない方には今のうちにオリジナルの2、百怪繚乱編をゲットしておくのもひとつの手だと思いますよ。数多くの作品及び、オリジナルの話の流れといったものは今度の文庫では失われてしまうので。もちろん文庫の方でも全然かまわないとは思いますが。