さらば鬼太郎&マイメロ

 アニメのゲゲゲの鬼太郎が最終回を迎えましたが、エンディング見るまでは最終回だと気付かないような内容だったんで驚いた。来週からはドラゴンボール再放送というのが涙を誘う。ドラゴンボールのゲームのCMが早速流れていて複雑な気分になったけど、四十七士の紹介をすごく普通にやっていたのにも複雑な気分になったよ。露骨に『打ち切り』という言葉が頭に浮かんだけど、どういう理由でこんな事態になったのか。
 4年間やってた怪アニメ、マイメロも今日で終了。3年目以降は形態からして迷走してたしパワーも落ちてたけど終わってしまうとそれなりに寂しいものが。
 そして今週のディケイドは学園ファイズ編突入。ただでさえ尺がきついのに新ライダーディエンド登場というイベントまでがあるのでまとめきれるのか不安だったけど、ユウスケと夏海が出番ない分なんとかまとまったという感じ。
 のっけからファイズの電飾スーツを活かした夜間戦闘にはじまり、ファイズの中の人探し、殺されたオルフェノクが命を与えられて復活する(オリジナルではクロコダイルの能力だったけど)とか、実はオルフェノクだった中の人、と原作ファイズの要素はきっちり活かされてましたが、ディエンド登場に喰われてしまったという印象は否めない。
 ディエンドはコピーライダーを召還する能力を持ってるようですが、歌舞鬼にレイという映画オンリーのニッチライダーをわざわざ呼ぶところが歪んでいる。しばらくは活躍しそうだけど銃使いライダーはヘタレるのが平成ライダーの掟。
 今回のテーマは「夢を守る」みたいな話で落ち着くんだろうけど、原作にあったオルフェノクの寿命についての設定はうやむやにされてしまうんだろうか。人間の心を持ち続けながら短い生をまっとうするか、人の姿と心を捨てオルフェノクの王に身を委ねることで永遠の命を得るかのどちらかがオルフェノクにとっての二択で、「人類との共存」という選択肢がそもそもないというハードな設定はできれば活かしてほしい。そういえば今回学園編だけど学園がどういう学校なのかとかなぜオルフェノクに狙われてるのかといった説明は全然なかった。それと前回のヒキではでっかく描かれてたオートバジンが全然出てこなかったのは残念だったけど、来週は第一話並みに派手に活躍してほしいもの。
 あ、あとキバーラは今回も変な人形だったけど、出てくるなり鳴滝に掴まれて、人形であることをごまかそうとしていたのが笑った。もうこの際だからキバーラはラストまでずっと人形を使って毎回頑張って人形であることを誤魔化す工夫をし続けてほしい。