通りすがりの仮面ライダー

 仮面ライダーディケイド第3話が放映されました。なんというか毎回毎回がクライマックスといった感じなので、こんな調子で半年持つのかと危惧してしまうくらい密度濃くて面白いですよ。ポリアンナの如くよかった探しをしながら見ていたキバとは大違いだ。いやキバも面白かったですけどね。
 パンチ&キックホッパーは顔見せに来ただけで肩透かしでしたが、退場シーンで出てきたデルタ&タイガがどういうタイミングで出てくるかは気になるところ。というかデルタの中の人は誰になるんでしょう。
 今回はボス級の敵との戦いでしたが、クウガがゴウラムに変形してしまうのはホビー誌の記事で知ってたけど、実際に見ると凄いインパクトがある。響鬼さんとかは一体何に変身させられてしまうのか。パラレルワールドのライダーは苗字変更&名前がカタカナになるみたいだけどヒビキさんは一体どうなるんでしょうね。
 次回からはキバ編のようですが、キバットの妹とか糸矢さんが登場とかでいろいろとわくわくします。ファンガイアと人間が共存してるらしいパラレル世界にも要注目だ。

 掌編界隈では『リトル・リトル・クトゥルー』が好調なようですが、今夏にはてのひら怪談2&てのひら怪談百怪繚乱編からの傑作選が文庫で出るとか。各単体で文庫化しないところに世知辛さを感じてしまいますが出ないよりは良いことか。リトクトを読んで掌編作品に興味を持った方は今のうちにてのひら2&百怪繚乱編を入手しておくべきかも。
 マイベスト10作品の投稿を幻妖ブックブログで受け付けてるようなんで私も投稿してみるかね。2に関しては既にベスト10を選んであるし。百怪繚乱編に関しては感想全然書いてないけど、2以上に怪談というものの解釈の幅が広がっていて面白かったと思います。
 もっとも解釈の幅を広げすぎたがためにそれが巡って去年のビーケーワン怪談大賞の審査で苦言が呈されるような事態が招かれたような気もしますが。俺の目から見てもこれは怪談とは違うんじゃないかというのが何本かあったし、この本読んで第6回怪談大賞に投稿する人が増えたならああいうことになるのは必定だったような気も。まあ悪いのは怪談の解釈の幅が広がったことではないとは思いますけど。掌編というスタイルが怪談というものと相性がいいかというと実は疑問な部分もあるし、怪談であることにガチガチにこだわらず掌編としての面白さを優先する方がいいんじゃないかという気がしなくもない。