好きな本貸す馬鹿返す馬鹿

 「文豪怪談傑作選/金井田英津子原画展+神保町のお化け絵本展」のトークイベントを見学して参りました。予定されていた二階の会場ではなく7階の広いスペースに会場を移しての開催となったので正直ほっとした。 トーク東雅夫さんと金井田英津子さんのお話を中心に時おりゲストの加門七海さん、デザイナーの山田英春さんに話を振る形で進行。
 話の内容は東さん金井田さん対談で出た内容が多かったですが、秘蔵の古本を紹介するコーナーで金井田さんがある稀覯本を借りてそのまま愛読していたら、だいぶたった後でやはり返してくれと言われ、返したところその直後に「好きな本貸す馬鹿返す馬鹿」という蔵書票を注文されタイミングの良さに驚いたというエピソードを披露していて興味深かったです。
 また加門七海さんの話の中で出た『怪談はお茶(茶道)のようなもの、品位を出すこともできるし、俗にもできる』といった怪談品格論とでもいうべきお話は怪談書きの端くれとして考えさせれられるものがありました。
 他にも色々と面白い話があったとは思いますが、その辺は他に参加した方のレポートにお任せします。
 あと関係者席には「世界妖怪推進委員会」からいらっしゃった方々が座っておりました。そしてサプライズ情報として次号の『幽』の第一特集も発表されましたよ。
 
 それと飛び込みのような形でイベント後のオフ会っぽいものにも参加させていただきました。参加者の皆様の面白い話にひたすら耳を傾けるばかりで私自身はあんまり話してませんが楽しい時間を過ごせました。てのひら関係者の皆様はいい人たちばかり、とあちこちで聞いてはいたけど噂は本当でした。参加者の皆様ありがとうございました。幹事の立花腑楽様お疲れ様でした。
 取り急ぎお礼をば。