キーワードはサガ

　一日遅れですが今週のキバ。前回はキバ最終フォーム『飛翔態』が登場、そして今週は毎年恒例の『デカい剣』ザンバットソードが本格的に登場、クリスマス商戦に向けて色々新アイテムが登場しております。ザンバットソードは来週あたりからキバの武器として使用されそうな感じですがそうなるとエンペラーフォームが唯一使ってないバッシャーフィーバーが本編に登場するか心配。人間態のラモンも次狼さんや力に比べると目立たないし、このまま終わってしまうんでしょうか。
　さて本編の方は過去も現在も相変わらずメインキャラの恋愛話の三角関係をめぐる話が続いています。現代編では先週渡が大牙に自分は深央が好きだと告げたのに続き、深央が大牙に自分には好きな人がいると告げ、渡にも自分が好きなのは渡だと告白、さらにその告白を大牙が聞いてしまう、と修羅場発生のための準備が終了いたしました。今まで、『いい奴』として描かれていた大牙がどのように崩れていくのか興味深いところです。
　過去編ではブラッディローズが完成し、これで真夜との付き合いは終わり、あくまで俺の運命の女はゆりだ、と口では言ってる音也ですが、真夜の誘いにあっさり心が揺らぎ、彼女の為に演奏をするなどもはや骨抜き。それを見てゆりはファンガイアに八つ当たり。こっちも修羅場発生は近いよ！そして最後には過去のキングがついに登場。昔のビジュアル系、みたいなメイクとか髪型には笑いました。
　今回は戦闘シーンにはあんまり見所がありませんでしたが、お話的には役者がそろって最終局面への準備が整った回といえるんではないでしょうか。冒頭、渡の家にクレーマー軍団が押しかけてくるものの、堂々とした受け答えでクレーマーをやり過ごす渡の姿は放送開始直後の『オバケ太郎』とはまるで別人。時間をかけて成長した主人公を描くエピソードが挟まれてる辺りも最終局面への突入を感じさせます。
　あと名護さんは神社でイクサを取り戻せるようにお祈り（笑）。でもお願いの仕方が高飛車なのがさすが名護さん。イクサ装着者を外されたものの恵とは夫婦のようなラブラブぶりでけっこう幸せそうです。一方、イクサ装着者になった健吾はブイブイ言わせてるものの幸せそうではないし死亡フラグも立ちまくり。たぶんイクサ装着者も最終的には名護さんに戻って噛ませ犬に落ちぶれるだろうから、その時に嶋さんがフォローするか、あるいはあっさり見捨てるのかけっこう気になります。個人的には嶋さんはうさんくさいけど善人だと思うんだが……。