ねじれてつながる

 たまには漫画の紹介でも。ちょっと前までまんがタイムラブリーでやってた漫画の完結編。途中から隔月連載になったりして2巻が出るか不安だったけど無事に出てよかった。コミックエールにゲストで載った回も収録されてるし、おまけ漫画も収録されてるけどコレは読んでて余計切なくなるなあ。マーガレットがいなくなった後の話なんだろうか。メインキャラ主導ではなく平凡なゲストキャラの人生の片鱗を描くことが多くて、地味だし決して明るくもないんだけど、どこかほろ苦くていい話が多くて私は好きな漫画だった。この巻の後半にはシトラス学園に出てきた魔女っ子ルーシーがゲストで出てくる話や山本ルンルンの過去作に出てきたキャラがあちこちに出てくる話が載ってるのも嬉しいところ。ただ魔女っ子ルーシーの話はいい話系で落とすよりは魔法で人が殺されたりする話のほうが読みたかったけど(笑)。一巻に比べると黒い話が少なくていい話系が増えてるけど『ミス・ウェンディ』並みに嫌な話をあと一つくらいは読みたかった気もします。
 しかしこの本が出たおかげでようやく溜まっていたまんがタイムラブリーが捨てられてホッとした。四コマ漫画連載の漫画って一巻が出ても普通に二巻が出なかったりするから。ホッとしたついでに新連載の「いとしのフェルナンド」は立ち読みですませてしまったけどコレ単行本にまとまらなかったらどうしよう。正直一回目を読んだだけではつかみどころのない漫画だったけどフェルナンドの本性は絶対凶悪だと思う。