今週のキバ

 前回大活躍の名護さんは犯罪者に暴行→そして逮捕、と転落街道を歩き始めました。犯罪者のボタン集めという目的を忘れ去っていたのが悲しい。
 今回は胡散臭い芸能スカウトの男役でオルタナティブゼロ教授を演じた神保悟志がゲスト出演していますね。龍騎の教授より最近では「相棒」のラムネの人の印象が強いですが。胡散臭いキャラを大仰に演じていて面白かった。もちろん終盤ファンガイアに変身するわけですが、こいつはキバの格闘もヴァッシャーの飛び道具も効かない硬い装甲を持つ強敵。そこで次回ドッガフォーム登場のフラグが。こういう敵に合わせて新フォーム登場というのはまっとうでいいですな。
 過去編では音也と次狼の対立が激化。ゆりの気持ちを利用し一族の復活を目論む次狼とそれを阻止しようとする音也。イクサ変身→ガルルを圧倒という流れは燃えた。しかし、これだけ一途にゆりを追いかけ続けているのに現代編を見る限り音也とゆりは結ばれなかったっぽいのは切ないやね。恵の父=ガルルはありそうですけど、渡の母に関してはいまだ登場する気配もない。
 現代編では渡の友人健吾のいい奴っぷりが印象的でした。健吾に触発されることで渡の夢に向かう意志とか芯の強さが目立ってくるようになってきて、まっとうに成長する主人公の姿が描かれているのもいい感じです。
 あと婦女子向けサービスシーンで渡の入浴シーンがあるのはいつものことですが、器用に渡の頭を洗うキバットの姿が妙に受けた。
 なんだかんだと盛りだくさんな内容でした。

 以上キバ感想は終わって久々にてのひら怪談の話。
 6月の文庫版1と同時に3も発売とのことで収録作が幻妖ブックブログにて発表になりましたね。3を盛り上げるのはもちろんですが、現在発売中の2もなんとかもう一度盛り上げて増刷の報を聞きたいところ。