ワンモア

 今週の新肉はテリーvsラジアル戦が続いております。テリーマンは頑張っているけど冷静に考えるとタイヤひとつに翻弄されてるだけでかなり間抜けな気もする。タイヤは攻略できてもそれ以外の技があったら負けちゃうんじゃないか。
 とはいってもマックスラジアルはジャンクマン系の技ひとつの出落ち系超人だからタイヤ潰されたら終わりなのかもしれないけど。来週はきっとテリーさんが超理論でタイヤ攻略法を思いついてくれることでしょう。テリー、っていうか働かないゆでが。
 メディカルサスペンションではバッファローマンが復活したけど誰と戦うかが気になるところ。ダルメシマンとかが相手だと動物虐待になりそうだし、パワー対決でクラッシュマンかストロング武道あたりとぶつかるのか。

 話は変わりますがワンモアマシュマロ通信を買いました。単行本が9巻で止まってしまって6年くらい経って続刊が出たのには驚いたけど、本のお値段にもちょっと驚きました。ボリュームから考えるとジャイブから出てた頃とさほど差はないんだけどね。
 書き下ろし一本を含む漫画8本を収録で、新聞掲載時は読んでないけど「6年前」って話が書き下ろしだと思う。タイトル通り6年前のサンディが新聞部の面々、そしてクラウドとも会っていない頃のお話。内容は読んで確かめてください。
 ほかの収録作は
「西の魔女」:クラウドが主役の時間SFっぽい話。
「シナモンの夏休み」:シナモンが家出してサンディの家に押しかけてきた?的な話。これ読んでみつどもえで松岡が三つ子の家に押しかけてきた話を思い出したけど、あの漫画も音沙汰無くなってからずいぶん経つな……。
「バジルの改造大作戦」:バジル主役回ってなにげに恋愛話が多いですね。
「ライムはつらいよ」:恋愛話が多いライムだけど今回は家族の話。
「夏の日の夕立ち」:ジャスミンさん主役回もほんのり恋愛ネタでした。
「楽しい家族旅行」:クラウド主役回だけど新聞部メンバーにも見せ場のあるバランスの良い内容。
「夢のゆくえ」:最終回。新聞部メンバー、そしてクラウドの未来は?という最終回らしいお話でした。
 そしておまけとしてサンディたちが作った風の「マシュマロ通信」もついていて特集記事は「山本ルンルンインタビュー」、シトラス学園完全版のおまけ記事の続きみたいな内容でした。
 ようやく本という形でマシュマロ通信の最終回を読めたのは嬉しいけれど、まだ未収録の作品が9本もあるので、これらもいずれ本になってほしい。
 そんなわけでこの記事を読んでいるあなたもワンモアマシュマロ通信を買って読むべきだろう。1575円もするけどそれだけの価値はある。
 世に漫画はあふれてるけどおっさんおばさん向けの漫画ばかりで児童向けの作品で面白い漫画っていうのはそもそも目に触れる機会が少ないものだ。このマシュマロ通信朝日小学生新聞というガチで児童向けの媒体で連載され、子供を相手に勝負してきた。そうした児童向け漫画の傑作を読むチャンスがあるというのにそれを逃す手はないだろう。事実上おっさん向けの少年漫画とかを読み続けて漫画を読むことに疲弊してきた人にこそ読んでいただきたい。