初代キン肉マン復活

二世の究極タッグ編はグダグダ過ぎて単行本も二十巻で買うのをやめてしまったし、二世が終了したのも初代復活のニュースが流れるまで知らなかったほどの肉ファン失格のおいらですが、久々に読んだらけっこう面白くて今度に期待してしまった。
初っ端からテリーの伝統芸「電車止め」が炸裂するあたりベタに徹していて嬉しかったし、正義、悪魔、完璧の不可侵条約を結ぶという新設定で残虐超人の設定が忘れられてるあたりもゆでらしくて良かった。条約の締結式に出てる面子が二世でさんざん悪行の限りを尽くすアシュラマンネプチューンマンだというところもポイント高い。
今回の話ではキン肉マンは全然出てこなかったけど、メディカルサスペンションとかいう超人の出番をコントロールするためだけに導入された設定がある辺り、序盤はテリーとジェロニモだけで頑張らせるつもりなんだろうか。カナディアンマンとかタイルマンもいるけどカナディアンマンに関しては人間性のクズさをさらに見せつける展開に期待したい。
テリーマンをまっとうに活躍させる、というのは旧肉ファンとしては燃える展開だけど、ジェロニモに関しては正直なぜこいつが?という気がしなくもない。ゆで的には「人間から超人に生まれ変わった努力家で読者からも親近感を持たれている」という扱いなのかもしれないけど、私的にはジェロニモというと超人タッグ編で見せた「子供を殴る」、「医者に蹴りを入れる」といった蛮行ばかりが印象に残っている。
なんというかジェロニモって上にへつらい下に威張るっていう後輩や部下にいたら便利だけど同僚や上司にいたらクズ野郎、って感じのキャラにしか思えないけど世間的にはどういう評価なんだろう。
ジェロニモはともかく私としてはウォーズマンが活躍できるかどうかが心配の種ですが、二世で見せ場がそこそこあっただけにしばらく出なさそうな予感はする。
今回のラストはテリーの伝統芸その2「靴ひも切れ」&ビッグ・ザ・武道とターボマンなど襲来というヒキで終了。
武道の中の人は不明だけどターボマンがいるってことは完璧超人襲来ってことなんだろうか。完璧超人ということはネプチューンマンがしゃしゃり出てきそうだけど、奴が活躍すると連載そのものがガタガタになりそうなので出てきた瞬間にボコられて連載終了まで出てこないでほしい。初代も二世もネプチューンマンが復活したあたりから質が下がったような気がするし。