武名を挙げよ!楓!!

 けものフレンズ騒動が色々とショック。1期の続きは事実上もう見れないと思うと残念だけど、あれできっちり完結してる作品だからそれでいいか、とも思うけど。
 たつき監督があれだけ持ち上げられて北斗の拳でいえばラオウのような扱いになった以上、誰が後釜になってもコウケツに操られるマイペット、みたいな存在に映りそうだし、2期自体なかったことになるのが一番良い道のような気が。
 たつき監督には良い新作に恵まれてほしいと思います。
 
 さて今回のキン肉マンカナディアンマンvsパイレートマン戦ですが、これからもしばらく二流超人が何故二流なのかをいちいち解説されながら惨殺されていく話が続くかと思うとうんざりしますね。カナディアンマンもたぶん勝てないかせいぜい引き分けというところで終わるだろうし。
 海賊をモチーフにしたパイレートマンですが、海賊ならではの特殊能力はほとんど使わず割と正統なファイトで戦っていますが、この辺はとげパンチと凍らせ攻撃しか使わなかったヘイルマンと対照的。
 というか唯一使った特殊技が開け放しになっていた服が閉まってパンチを挟むとかゆで先生にしかこんなの思いつかない。
 パワーはあるけどそれに頼りすぎてスキの多いカナディアンマン。パワーを活かす戦術を編み出したとか新技を開発したとかなら勝ち目はあるかもしれないけど、カナディアンマンだからたぶんそういうのなくて普通に根性だけで挑んで負けそうな気が。
 スペシャルマンとの友情で火事場のクソ力に目覚めたとかの展開があれば引き分けくらいには持っていけるかもだけど、パイレートマンがろくに固有能力使っていないという状況を見るとそれもないかと思われます。
 個人的には性格の悪さを活かしてダーティファイトで逆襲して大金星という展開を見てみたいんだけど、カナディアンマン悪人にもなりきれなそうだからなあ……。
 とりあえず負けるなら次回できっちり決着をつけてほしいと思います。勝ち要員はウルフかカレクックあたりだろうし。

無葉の紅茶!!

 ティーパックマン普通に死んだな!おい!
 というわけでティーパックを破壊され、何か別の技を出して抵抗するかに思われたティーパックマンでしたが、空になったティーパックを振り回し、あげくの果てには全身凍らされて首を切られて死んでしまいました。
 なんというか、ティーパックマンは身体バランスには優れてたかもしれないけど、攻撃面が貧弱すぎて対戦相手のヘイルマンや原作ゆで先生もどう試合を組み立てていいかわからなかったんじゃ、という印象があります。
 唯一首だけは鍛えてたから攻めてもティーパックの見せ場を作れたけど、他の場所をヘイルマンが攻めたら一撃で砕けて試合になってなかったんじゃ的な印象が。今回の試合でヘイルマン、トゲパンチと凍らせ攻撃しか使ってないし、普通に組み技使ってたらあっさりティーパックマン死んでた可能性も高そうなんでヘイルマンに関して我々はもはや強豪には見えないとかティーパックマンに手こずった男、などと言わず、ティーパックマンを相手にあれだけの試合を組み立てた「一流の業師」として評価すべきなんじゃないでしょうか。
 ヘイルマン、きっとロッカールームで「こんなブックどうしろっていうんだよ……」って頭抱えたと思うし。
 あとヘイルマンの次の対戦相手は因縁的にティーパックマンに首を鍛えさせた男、ウォーズマンになってほしい。ヘイルマン相手ならウォーズマンでも余裕で勝てそうだから。でも、ゆで先生、ウォーズマンの試合の組み立てには毎回手こずってるみたいなんで塩超人のイメージとウォーズマンを戦わせて塩の歴史に新たな一ページが刻まれる予感がしてなりません。

 ティーパックマンが三週にわたって熱い試合を繰り広げるという信じがたい祭りが終わった後はカナディアンマン(楓)大滾り!楓という名前のついたキャラって美形多そうなのにヒドい煽りで終わったな。
 そんなわけで次回からはカナディアンマンvsパイレートマンの試合がはじまるみたいですが、ティーパックマンインパクトに対抗できるのはカナディアンマンしかいない。
 しかしティーパックマンはやられ役とはいえ一応ウォーズマンと試合をしてましたけど、カナディアンマンって実はちゃんと試合してるシーンが全然ないんですよね……。ロビンマスクとの試合では巨大化しての不意打ちからカナディアンバックブリーカーを仕掛けてあっさり返され敗北。公式戦での戦いはそれだけで、後はリング外の小競り合いで飛び掛かっていってあっさり返り討ちにされて終了って展開ばかりだから。
 つまり真の強豪であればカナディアンマン程度一撃でやっつけなきゃいけないわけで、カナディアンマンと組み合ってしまった時点でパイレートマンはすでに敗北している。

スペイン茶会事変!!

 ティーパックマンが活躍すればするほどヘイルマンの株が下がっていくけど、正直なところオメガケンタウリの六本槍の皆さんってそこまで強豪キャラなのかな〜、って疑問が湧く今日この頃ですが、皆さんどうお過ごしでしょうか。
 そんなわけで今回はスペイン茶会事変という超イカすタイトルの会だったけどこの事変ってティーパックマンが死ぬという意味だとばかり思っていました。しかし、そんな我々の悪い予感をよそにティーパックをスケートボードがわりにしたりティーパックの紐をヘイルマンに巻き付けフィニッシュホールド「死のティータイム」を仕掛けるなど問答無用の大活躍を見せつけるのでした。
 とはいえ超人強度30万パワー以下という非力なティーパックマンは力技だけで死のティータイムを外されてしまいます。超人強度=腕力の強さ的な設定ひさびさに出てきたな。超人強度の差なんて超人強度96万パワーのロビンマスクが7800万パワーのマンモスマンを倒した時点で割とどうでもいいものになってたような気がしますが、こうしたパワーの差で不利になるということはティーパックマンが火事場のクソ力に目覚めて勝つフラグのような気が。
 一方ヘイルマンってガタイはいいくせにトゲパンチと冷気攻撃しか使わないし、今回はティーパックマンを凍らせて破壊すればいいのにわざわざティーパックの方を凍らせて真っ二つにするというダメっぷり。皆さん創作物に出てくる「無能キャラ」というのはこういう奴のことを言うんですよ!無能キャラというのは文字通り無能さを発揮して場をかきまわすキャラではなく、わざわざ愚かな行動をして読者をしらけさせるキャラのことですよ。前者の方は話を面白くすることも多いけど後者は話をつまらなくするだけ。
 個人的にはこんなヘイルマンがティーパックマンを倒して他の超人と連戦するなんていうのはナシにしてほしいけど、因縁的にヘイルマンの次の対戦相手はウォーズマンになりそうな気もするので、それならばヘイルマンの勝利でも別にいいかという気も。ヘイルマンなら余裕でウォーズマン勝てるし。
 しかし六本槍の皆さんは格下相手に塩試合をして強豪としての格を保てるのか……?と心配している方も多いようですが、個人的にはこの六本槍の皆さん絶対強豪じゃあないと思います。だってあのサタン様がスカウトした連中ですよ?二世で将軍二号作りに失敗したりネプ&時間超人に利用されただけで退場したりとさんざん醜態をさらしたサタン様の眼鏡にかなった連中がボンクラじゃないわけがない。というわけで個人的にはもう正義超人軍が六本槍に全勝もあると思ってるんですが、ティーパックマンが勝つ手段に関してはまったく思い当たらない。紅茶を使った化学変化とかってなんかある?という感じなんでやはりティーパックマンは次回で死ぬ。

滾れ!紅茶!!

 よりによって最初の試合がティーパックマンかよ……。滾れ!紅茶!!というサブタイトルのヤケクソ感がすごい。いや今回内容も色々すごいけど。
 そんなわけで正義超人二軍vsオメガケンタウリ六本槍戦はティーパックマン対ヘイルマンの一戦からスタート。
カレクックは読み切りでカッコ良くなったし、ベンキマンは一応キン肉マンを苦しめた実績がある。カナディアンマンも不遇の実力者という面はあるし、ウルフマンは元一軍とそれなりに実績があるから善戦したりあまつさえ勝利してもそれなりに納得感はあるけど、ティーパックマンに関してはいまだ「なんでこいつが……」感が抜けていません。正直コイツを一戦目に持ってきたのはどうかと思うんですが……。
 ティーパックを振り回してヘイルマンを攻撃するティーパックマン。しかしヘイルマンはパック攻撃をことごとくかわし腕からの冷気でリングをスケートリンクにするという大技を繰り出しました。そして自分は足にスケートをつけて素早い攻撃でティーパックマンの胸にトゲトゲパンチで大ダメージを与えたのでした。
 ちなみにこのトゲトゲを使ってリングを凍らせてるんですけど、対人で使ってるときは別に凍結は発動せず単なる刃物扱いというのがなんともいえない。
 この攻撃割とゴツいけど胸に傷を負うだけで済んでるのが今のティーパックマンの耐久力の高さを示しているのでしょう。ウォーズマンと戦った頃ならたぶんこの攻撃で死んでる。
 そして動きの鈍ったティーパックマンに対し頭のティーカップをもぎ取り美味しいアイスティーをいただこうとするヘイルマン。何気にタザハマアナがゴクリとかやってるのがひどいというかギャグ漫画時代とはいえ死体使ったギャグというのは相当アレだったと思いますね。徳弘正也とかも死体使ったギャグはたまにやってたけど。
 しかしティーパックマンは一度ウォーズマンに首をもがれていたので首をもがれないよう数年間徹底的に首を鍛え直していたのでした!
 ……なんというか間違ったことは言ってないのに色々間違っている感がスゴイですね。特訓風景にいるモブの人たちが頭にティーカップ乗せてたり、ブリッジしてるティーパックマンの頭の紅茶がどう見てもこぼれてるだろ、などとツッコミ所満載なのもポイント高い。
 そしてアトランティスやネメシスのごとくパンプアップした首でヘイルマンのもぎ取り攻撃をかわしたティーパックマン。頭の紅茶が沸騰していたのは怒りのためか、それとも火事場のクソ力の影響なんでしょうか。いずれにせよ紅茶の香りが飛んじゃいそうだけど。
 ここで必殺のティーパックウィップが決まるかと思いきやなんとヘイルマンに蹴りを入れて今回は終了。
紅茶はHOTに限るぜ!って煽りがカッチョイイけど来週になったらティーパックマンの生首を掲げるヘイルマンをバックに「やはり紅茶はICEの時代!」みたいな煽りが入りそうな予感でいっぱいです。
 しかし今回の戦い、敵の皆さんは勝つにせよ負けるにせよ対戦相手に見せ場を作った時点で格落ち感が発生してしまいそうでちょっと気の毒なとこありますよね……。

新宿の救世主!!

 今週はお盆だけどキン肉マンの更新があった!あんまり内容のない回だし、来週休みだけど……。
 というわけで今回のキン肉マンは新シリーズが始まって以来ようやく登場したキン肉マンがなぜキン肉星の叙勲式におらず地球にいたのか?というところからスタート。
 キン肉マンは何か重要な理由があって地球に残っていたのか、と思いきや新作ゲームを買うための行列に並んでいて宇宙船に乗り遅れたというマヌケな理由だったことが発覚。前シリーズで地球の危機を知りマッハの速さで地球にやってきたもののテリーマンなら任せて安心、とのんびり牛丼を食いながら登場、という渋い登場の仕方をしたのはえらい落差ですが、前シリーズでキン肉マンがちょっと立派になりすぎちゃったし、ドジ超人の一面をここでちゃんと出しておこうという戦略でしょうか。
 ちなみにキン肉マンが買っていたゲームソフトが何かは小さなカットからあちこちの人が解析してるようでみんなスゲーなと思う。
 キン肉マンが新宿にいることを知り喜ぶ委員長、それに対しあんまりピンときていないスグルですが、モニターに映されたウルフマンたちの戦いの様子を見ると顔つきが変わります。
 ちなみに全員の戦いを映した一コマがあるんですが、このコマ戦闘中の擬音が無駄に自己主張してて妙に面白いです。
 戦いの中でスグルが注目したのはウルフマンvsルナイトの一戦。まあウルフマン引退してるから当然ですね。
 どうしてお前が戦っているんだ、という問いに対し地球の危機に引退も糞もあるかと答えるウルフマン。ルナイトに肩を噛まれてダメージを負いましたが、自分から引きはがして攻撃を食い止めるというブロッケンJrのような根性を見せています。ちなみに今回のルナイト、黒目がついてますがなんかカッコ悪くなってるような気が。
 ミスターカーメン、ダルメシマン、スニゲーター、オメガマンディクシアなど噛みつき攻撃を使う超人はみな戦いの末ぱっとしない負け方をしてるので、このルナイトも大した活躍もせずウルフマンに負けちゃうんじゃないかな、という気もするんですが、個人的には今回ウルフマンは男の意地を見せてキン肉マンの闘志に火をつけたことで「仕事を終えた」感がある。
 ルナイトは現状なんかデザインがカッコ悪いんで実はオーバーボディだった!→つよそうな奴が出てきてウルフマン死亡という結果もありえるような気がします。下手にウルフマンが勝利してウルフマンファンが調子に乗っても困るし。

発令!”惨殺”命令!!

 正義超人二軍とオメガケンタウリ六本槍の皆さん、とりあえず試合自体は普通にやるようで安心しました。
 六本槍は相手全員惨殺だ、とか言ってるけどたぶんこの人たち大してキャラが立つこともなく死ぬ運命でしょ。

 今回はとりあえず誰と誰が戦うかを決める話で、前回ぶつかった相手と戦うぞという展開になりました。
 まずティーカップマンの相手は氷っぽい超人ヘイルマン。ヘイルはたぶんあられ、ひょうを意味するhailなので氷使いとみて間違いないでしょう。ティーカップマンの紅茶なんぞぬるま湯だぜ、とか言いながら凍らせて頭をもぎ取って紅茶かき氷を食うとかいうオチになるだろ。
 カレクックの相手はてんとう虫の超人マリキータマン。こいつは斑点から色々なギミックを出したりてんとう虫豆ちしきで色々攻撃を出してくるけど結局二戦目やるにはネタが持たずに負ける奴だと思う。読み切りでのカレクックはめちゃんこ強かったからこの試合もおそらくカレクックは勝つと思いますね。
 ベンキマンは歯車の超人ギアマスターと対戦。ギアマスターの挑発に対して便器の水でも飲んでろ、いや、むしろ便器に流された先の糞とか小便を飲んでろという煽りが素敵。ベンキマンも読み切りでは活躍したし、対戦相手のギアマスターもなんか出オチっぽい雰囲気の超人ではあるんだけど、むしろこういうシンプルな一発技しかなさそうなタイプの方が初回でその技が攻略しきれない→次の試合で攻略みたいな流れで生き残りそうな気もするんだよな。
 そして我らがカナディアンマンは海賊超人パイレートマンと対戦。パワーファイター同士の対決ですが、ひと旗カナダ国旗をあげてみせるーー!!とか自分の名を上げることしか考えてないカナディアンマンが最高にイカす。いちおう見ててくれスペシャルマンとか言ってるけど、あいつのこと連れてきてないというのはつまり……。
 とにかくカナディアンマンには是非勝利してほしい!
 オーラスのウルフマンは狼の超人ルナイトと対決。言われるまで狼とかよくわからなかったけど”狼”同士の対決なんですよ!真の狼は群れないって煽るウルフマンはかっこいいけど、ウルフマンは死にぎわに見せる男気がかっこいいというイメージがあるのでなんか相討ちとかで死んだほうがいいなあと思っています。
 そしてラストにはキン肉マンが登場しましたが、怪我を治すとか密命を帯びていたとかでなく普通に遊んでただけっぽいけどあの荷物は叙勲された超人へのおみやげだったりするんだろうか。
 スグルの相手はオメガマンアリステラなんだろうけど、所詮オメガマンだしけっこう楽勝で倒しちゃうんじゃないか、という気も。

正義の五本鎗!!

 前回、ウルフマンの生死を気にかけていた皆さんこんにちわ。今回はそんな心配がどうでもよくなるような内容でしたね。
 というわけで今回のキン肉マンではオメガケンタウリからやってきた六人の超人に対しウルフマンがたった一人立ち向かおうとしている、というところからスタート。男ウルフマンの覚悟に対し冗談半分とか言ってる委員長ひでーな。
 そして六本鎗に対し、ここで行かなきゃ大和魂に笑われると六本槍の一人「鉄仮面けものマン(仮名)」にかぶりついていくウルフマン。しかし、噛みつきによって引きはがされ、他の仲間たちの攻撃をくらうという前シリーズのジェロニモコースを歩むかと思われました。が、六本槍の目的はサクラダファミリアの地下にあるモノなのでけものマンにウルフマンの足止めをさせて他の面子は先に行くという合理的な行動に出たのでした。
 そんな中、唐突に氷マン(仮名)の腕に謎の物体が絡みつきました。その正体はなんとティーパックマンティーパックだった!ということでまさかのティーパックマン登場。そしてさらにはベンキマン、カレクック、カナディアンマンというある種とんでもないメンバーが登場。
 というかカレクックとベンキマンはちゃんと人間に戻してもらってたんですね。
 無茶苦茶強そうな敵に対してこの二軍メンバーで大丈夫かよ、というのが大部分の読者の感想でしょうが、カレクック&ベンキマンは読み切りで実は強豪だったことになったし、ティーパックマンもゆで先生がどこかでカッコ良く描きたいと言ってたらたぶん活躍できるのでは。そして読者からの評判が既に下がりきってるカナディアンマンは敵に寝返るクラスのアレな行動をしない限り、どんな戦果でも評判は上がるだろうから問題なし。超人強度百万パワーあるしな。
 あと実のところオメガケンタウリの皆さんが本当に強いかどうかは割と疑問だったりしますし。ドラゴンボールで言うと人造人間19号20号みたいな前座クラスの敵なんじゃないか。
 前シリーズは悪魔超人が主役だったけど今回は今までスポットの当たらなかった正義超人に光を当てていく、と展開になる可能性もあるのではないか。とはいっても正直なところカレクック、ベンキマン、カナディアンマンの活躍までは勝つにしろ負けるにしろぼんやりと想像はできるんですがティーパックマンに関してはティーパック振り回す以外にアンタ何できるの?という気持ちでいっぱいです。
 今回出なかった超人以外だとスカイマン、ジェシーメイビア、スカルボーズあたりの参戦は期待したいところです。あとチャボ・ケロリ。